かに特集
カニの基礎知識
蟹の英語名は「クラブ」?「キャンサー」?
カニの種類と基礎知識を学ぼう
3大ガニをバッチリマスター!
一言でカニといっても、種類はたくさんあります。有名なタラバガニ、ズワイガニ、毛ガニなどはそれぞれの特徴を覚えておきましょう。それぞれ味や食べごたえなどが異なるため、目的の調理法にあった種類を選ぶことで、素材の味を活かしたカニ料理を楽しめます。
タラバガニ
タラバガニの特徴といえば、大きな体と太い脚です。足の数は4対8本になっており、身は引き締まってプリプリとしているうえ、大ぶりでしっかりとした食べごたえがあります。食感やボリュームは最高ですが、味はややたんぱくです。かにみそはほとんどないため食べません。タラバガニは有名な蟹のひとつとして広く愛されていますが、実は分類状ではヤドカリの一種です。
ズワイガニ
ズワイガニは、タラバガニと比較すると体が小ぶりです。脚も細く長くなっており、数は5対10本です。ズワイガニは品質によって本ズワイガニ、大ズワイガニ、紅ズワイガニと分けられています。最も品質の高い本ズワイガニには、ブランド蟹としても有名な「松葉がに」や「越前がに」などがあります。タラバガニと比較すると食べごたえは劣りますが、繊細で甘みがあり、蟹の旨味が強く感じられます。また、身だけでなく、濃厚なかにみそを楽しめることもおすすめの理由です。分類状でもケセンガニ科となっており、カニの一種として正式に認められています。
毛ガニ
その名のとおり、全身が短い剛毛で覆われている毛ガニは、他のかにのように冬の時期だけでなく年中収穫できるうえ、濃厚な旨味を持つのが特徴です。かにみそは特に美味しく、味の点ではもっとも優れているという意見も少なくありません。しかし、体が小さく食べられる部分が少ないというデメリットもあります。かにみその量は多いため、味噌が目的ならば毛ガニを選ぶのがおすすめです。クリガニ科に分類されるカニの一種です。
豆知識を覚えて話題を提供
カニを食べるときは必死になるため、つい無言になりがち。より充実した時間にするためにも、おもしろい話題を提供し、食卓を盛り上げましょう。
カニの英語名は「がん」!?
カニを英語で表すと「cancer」となり、これは「ガン」という意味もあります。また、ドイツ語の「krebs」にも同様の意味があります。これは、乳がんの形がカニの形状によく似ていたことから、カニとガンが同じ単語で表されたといわれています。
うれしい低カロリー高タンパク!
美味しいものには高カロリーが付きものですが、カニはうれしい低カロリーです。しかも、タンパク質を豊富に含んでいるため、栄養分はしっかりと補えます。抗酸化作用をもつカロテンや血圧やコレステロールの正常化作用をもつタウリンが含まれているので、コレステロール値や血糖値、肝機能低下、体調不良などが気になる方は、ぜひ積極的に摂取しましょう。また、濃厚なカニ味噌はカロリーが高いというイメージがありますが、実際は非常に高い栄養価があるうえ、脂肪の燃焼を促進する効果もあるため、ダイエットに適しているといわれています。
脱皮を繰り返して成長
カニは脱皮を繰り返すことで成長する性質をもっており、小さいかにが成長するためには脱皮が欠かせません。足やハサミが切れた場合でも、脱皮によって再生されるため、心配しなくても問題ありません。
カニの目は2個じゃなかった!
カニは体から目玉が2個飛び出ているイメージがありますが、実はこの飛び出てみえる部分を眼柄といい、その眼柄の先端にいくつもの目玉が集まっています。この目のことを複眼といいます。
泡を吹くのは危険なとき
カニが泡を吹くときは、実は危険な状態です。本来はエラ呼吸するカニが陸上で呼吸できるのは、取水口から体内に取り込んだ水のおかげです。この水を巡回させながら呼吸を繰り返しているうちに、水が粘ってしまって泡立つことが、泡を吹く原因です。つまり、体内の水が不足して呼吸が困難な状態にあるということです。
アレルギーやプリン体、妊婦の禁忌……カニの危険性とは
美味に優れたかにですが、さまざまな危険性を併せ持つことも事実です。メリットだけでなく、デメリットもきちんと覚えておき、安全を保ったうえで食することが大切です。
まず確認したいのがアレルギー
カニを食べるとアレルギー症状が起こることがあります。エビやカニ、シャコなどの甲殻類を食べたときにアナフィラキシーショックなどの症状を引き起こす甲殻類アレルギーは、非常に危険な状態になることもあります。万が一発症した場合は、速やかに適切な処置を施しましょう。また、アレルギーがあると分かっている場合は、触れるだけでも危険なため、取り扱いには十分に注意しましょう。
通風患者にカニはダメ?
カニにはプリン体が多く含まれていることから、痛風患者は避けるべき食品としても知られています。特に、濃厚な味わいをもつかにみそにもっとも多く含まれているため、かにみその摂取には注意したいところです。しかし、食事から摂取されるプリン体は全体の約4分の1程度のため、あまり厳しく食事制限をしなくてもよいという説もあります。旬の味を楽しむことも大切なので、量を控えめにするように意識しながら冬のごちそうを楽しみましょう。
言い伝えには理由があった!
「妊婦はカニを食べてはいけない」という言い伝えが昔からありますが、これにはさまざまな理由が潜んでいます。まず、カニは体を冷やす食べ物であるため、妊婦には適していません。カニの時は、生姜料理などを加えて体を温める工夫が必要です。また、魚介類に含まれる微量の水銀が胎児に影響を及ぼすという説もあるため、避けられる傾向にあります。いずれにせよ、摂取する場合は食中毒の危険性も考えて生食を避け、量は控えめにしてリスクを抑えるようにしましょう。
まとめ
調理や解凍方法に迷いがちなズワイガニやタラバガニなどの大ぶりのカニをはじめ、小ぶりだけど旨味がぎゅっと詰まったワタリガニも、これで安心。カニの特徴や解凍方法がわかれば、失敗することなく、おいしく食べることができるのです。パーティーやお祝いごと、親族の集まり等、人が集まる場で盛り上がること間違いなしのカニメニューを存分にお楽しみ下さい。
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