2024年おせち特集

筑前煮がリメイクで大変身！余ったおせちは大胆アレンジでおいしく食べよう

お正月の目玉といえば、おせち料理ですよね。最初はおいしく食べていても、2日、3日と日が経つにつれ、飽きてしまう方が多いのではないでしょうか？同じ味のものを何日も食べ続けるのですから、飽きてしまうのも無理はありません。余ったおせちをどうしようかと毎年頭を悩ませている方は、今年はリメイクに挑戦してみませんか？

今回は、余ったおせちを大胆リメイクし、ムダなくおいしく食べるための方法やレシピをご紹介します。

おせちリメイクでみんなハッピー！

最初はおいしかったはずの料理も、数日経てば見るのもウンザリするほどになるのには理由があります。それは、舌が飽きるだけでなく、見た目に見飽きてしまうためです。

そこでリメイクに重要なのが、見た目と味に大きな変化を付けることです。調理済みのものでも、ひと手間かけて調理法や味付けを大胆に変えてしまうことで、新しいメニューに生まれ変わらせることができます。一見まったく違う料理になることで、舌も目も飽きてしまった余りものがおいしそうに見えるようになるのです。

イタリアン、フレンチ、中華など違うジャンルにリメイクすることで、和食に慣れた舌と目は、大きな刺激を受けます。生まれ変わった料理を見た瞬間に食欲が沸き、「食べたい！」という衝動に駆られるでしょう。子どもがいる場合は、デザートに変身させるのもおすすめです。料理では苦手な食材でも、デザートなら進んで食べてくれるかもしれませんので、試してみる価値はあります。

おせちにアレンジを加えることで余りものが鮮やかな変身を遂げ、家族の食欲をそそるだけでなく、ムダなく上手に片付けられます。家族みんながハッピーになれるおせちリメイク、ぜひお試しくださいね。

和風から洋風に変身！

お正月の和食続きで家族が喜ぶものといえば、洋食です。おせちの余りものを使えば、簡単に手早く洋食を作ることが可能です。なますや田作り、きんぴらごぼう、煮しめなど比較的余りやすいものはもちろん、ローストビーフや伊達巻き、数の子、餅、昆布巻き、ぶりの照り焼きなどのメニューをあえてアレンジして違う味で楽しむのもいいですね。

お正月準備でたくさん作る筑前煮は、残念ながら余りやすいもののひとつですが、アレンジしやすいのも特徴です。また、お重の隅に残りがちなかまぼこも、さまざまな料理に使えます。そこで今回は、筑前煮とかまぼこのリメイクレシピをご紹介します。

おだしが効いている！筑前煮カレー

意外かもしれませんが、カレーと和風だしは相性がよく、カレーうどんのスープのように、和風だしが絶妙な旨味となって味を引き立ててくれます。筑前煮がカレーの具となってくれるため、野菜を切る手間を省けるのもうれしいですね。

材料（4人分）

筑前煮（余ったもの）　適量
鶏肉　400g
カレールーA,お好みのもの　1/2箱
カレールーB,A以外のもの　1/2箱
コンソメ　1個
めんつゆ　適量
水　1000ml
サラダ油　適量

1. 鶏肉を一口大に切ります。

2. 鍋にサラダ油を敷いて熱したら、鶏肉を両面焼く。

3. 2に水とコンソメを入れ、沸騰させてアクを取った後、中火で10分間煮込む。

4. 3に筑前煮を入れ、沸騰させる。

5. 鍋が沸騰したらカレールーAとBを入れて溶かす。

6. カレールーが溶けたのを確認し、弱火にしてとろみがつくまで煮込む。

7. 仕上げにめんつゆで味を整えて完成。

めんつゆはお好みで構いません。よりしっかりと和風だしを効かせたいときにおすすめです。カレールーを2種類入れることで、旨味がさらに広がるでしょう。

かまぼことモッツァレラチーズのフリット

かまぼこでモッツァレラチーズをサンドしたフリットは、今までのかまぼことは味も食感も大きく変化します。トロリと溶け出すチーズのまろやかな風味が食欲をそそります。お酒のあてにもピッタリですし、子ども受けもバツグンな一品です。

材料（4人分）

かまぼこ　16枚
モッツァレラチーズ　8枚
アンチョビペースト　適量
小麦粉　適量

衣

小麦粉　70g
溶き卵　小さじ2
コーンスターチ　4g

1. 1cmにスライスしたかまぼこを16枚準備する。

2. 1cmにスライスしたモッツァレラチーズを8枚準備する。

3. かまぼこにモッツァレラチーズをのせて、アンチョビペーストを少し塗る。

4. 3にかまぼこをのせてサンドする。

5. 4に小麦粉をまぶし、衣にくぐらせてから180度の油で揚げると完成。

おせちで作るあま～いデザート

黒豆や栗きんとんなど甘い味付けがされているおせち料理は、デザートへのリメイクに適しています。洋食でいつもと気分が変わった後は、締めのデザートで舌鼓を打ちましょう。

煮汁までおいしく使える！黒豆のぜんざい

お正月用に黒豆を炊くと、多めにできてしまいがちですが、ぜんざいにピッタリな甘い煮汁もムダなく使えるため、おすすめのアレンジです。

材料（4人分）

黒豆（煮汁も含む）　200ml
水　200ml
砂糖　適宜
餅　お好みの量

1. 餅をトースターなどで柔らかくなるまで両面焼いておく。

2. 鍋に黒豆と水を入れ、お好みで砂糖を入れて甘みを調整する。

3. 2を器に盛った後、焼き上がった餅を入れて完成。もしなますのような酸っぱいおせちやきんぴらごぼう等が余っていたら、お新香代わりに合わせて食べてもおいしいですよ。

栗きんとんで簡単に！モンブラン風カップケーキ

栗きんとんを使ったモンブラン風カップケーキです。凝ったように感じますが、とても簡単にできるため、残った栗きんとんがあるときは、ぜひ挑戦してみてください。

材料（4人分）

栗きんとん　80g
生クリーム　160cc
グラニュー糖　5g
市販のスポンジケーキ

1. 生クリームに栗を除いたきんとんとグラニュー糖を混ぜる。

2. 1を絞り袋に入れ、カップの底に絞り入れる。

3. スポンジケーキをサイコロ状にカットし、2の上にのせる。

4. 3の上にクリームを絞り、仕上げに栗をのせる。

5. 4を冷蔵庫に入れて冷やして完成。

おせちリメイクのコツは手間を掛けないこと！

余ったおせちを嫌々食べたり、食べきれず処分したりするのは不本意でしょう。味や見た目にバリエーションを持たせるリメイクを試してみることで、余りものがメニューに大変身するかもしれません。洋風やデザートなどにガラリと印象を変えることで、新鮮さを感じられ、余ったおせちも美味しく頂けます。

リメイクの際におすすめなのが、簡単なアレンジを選ぶことです。お正月をゆっくりと過ごすためにも、気合いを入れ過ぎなくても手早く作られるレシピを選ぶとよいでしょう。

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