2024年おせち特集
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黒豆に栗きんとん……今年のおせちは単品おかずを工夫してこだわりおせちに!
お正月のおせち料理には、さまざまな種類があります。そこに使われる食材のなかには、お正月ぐらいにしか登場する機会のないものもありますが、それぞれに重要な意味が込められています。
しかし、毎年残ってしまったり、三が日のうちに悪くなってしまったりする料理もあるでしょう。そんな時のために、ひとつひとつのおせち料理の調理方法をきちんと知っていれば、工夫やアレンジでお正月の食卓を安心して迎えられます。今回はその秘訣を紹介します。
おせちに入れたい縁起物食材
お正月ならではの食材には縁起のいわれがあります。調理方法とともに、見ていきましょう。
黒豆
「まめに働けるように」「真っ黒に日焼けするほどまめまめしく働けるように」などの意味が込められている黒豆。ひと粒ひと粒がつややかにふっくらと炊きあがり、口に含むと甘い滋味が広がります。ちょっとした口直しにも、あると良いものです。
美しく仕上げるには、重曹入りのシロップに一晩漬けて水分を含ませる、さびた釘を入れて色を良くするなどの工夫をすると良いようです。糖分が少ないと腐りやすくなるので、しっかり甘くするのはもちろん、シロップを多めにして、あとで煮返しやすいようにしておいても良いでしょう。
ちょろぎ
「長老喜」「長老貴」「千代呂木」などと書き、いかにもめでたい雰囲気です。ちょろぎは、しょうがのような味のするシソ科の植物の根っこで、巻貝のような不思議な形をしています。色はもともと白いのですが、シソに漬けて赤い色に染められていることが多いです。
最近ではコンビニ等で、お菓子やおつまみとして売られるほど密かな支持を集めているちょろぎですが、おせちでは、縁起ものの定番として黒豆の脇に添えられています。名前の漢字から「不老長寿」への願いが込められており、黒豆とセットにすることで「まめまめしく長生きできますように」となります。
くわい
くわいは、丸くコロンとしたでんぷん質の多い食材で、その茎の部分から長く芽のようなものが伸びています。そこから「芽出たい」「頭角をあらわす」などに重ねられます。
ダシにみりんや砂糖、しょうゆを入れて含め煮にします。その形に縁起物としての意味があるので、崩れないように弱火でコトコトと煮込みましょう。薄口なので、腐りやすいものです。暖かい部屋に長時間放置せず、冷蔵庫で管理し、3~4日で食べるようにしてください。
数の子
数の子はニシンの卵です。小さな卵がぎっしり集まった様子や、黄金色につややかな様子から「子宝に恵まれますように」「子孫繁栄」などが縁起として挙げられます。
塩漬けにして販売されていることがほとんどなので、真水に漬けて、ある程度塩抜きしてから、ダシを効かせてしょうゆや酒で作った液に漬け込みます。しょうゆを入れすぎると、せっかくの色が茶色くなってしまいます。上品にするなら、薄口がおすすめです。
えび
えびはその姿が曲がっていることから、「腰が曲がるまで長生きできますように」という願いが込められています。お雑煮に入れると良いダシが出るので、地方によっては必ず入れるところもあるようです。
おせち料理は見た目の美しさも大切な要素です。色も赤く見映えの良いえびは、小えびならきれいに並べて串に刺してから焼く、頭を残したまま調理するなど、姿かたちを意識したものにすると良いでしょう。
いつも残るおせちの献立はなに?
毎年決まって残ってしまうおかずが、どのご家庭にもあるでしょう。前年のお正月料理のことを思い出したり、家族に聞いてみたりしてはいかがですか?なかには、今年は量を減らして用意したほうが、無難なおかずがあるかもしれません。
そんなおかずを少量だけ作るのが面倒なら、単品おかずとして「買う」という選択肢もあります。少ない量でも用意する食材の量や、調理にかかる手間に大きな差はありません。それなら出来合いのものを購入すれば、忙しいお正月準備の手間がひとつ省けます。
腐りやすいものを日持ちさせるには
松の内が終わらないうちに腐ってしまった経験のあるおかずは、味付けを工夫して日持ちさせます。ふだんの食事なら健康のために、甘さや塩分を控えめにすることも良いでしょう。しかし、おせち料理には、正月三が日の主婦の手を休ませるというねぎらいの意味もあります。
栗きんとん
栗きんとんは、さつまいもペーストに栗のシロップ煮を合わせたものです。別々の調理法で作ったものを混ぜることになるので、腐りやすいといえます。日持ちの工夫としては、さつまいもペーストをしっかりと水分が飛ぶまで、弱火にかけながら練りきることです。
余分な水分が少ないほど腐りにくいので、栗のシロップ煮も、混ぜるときはキッチンペーパーなどで水気をしっかり拭きとります。リンゴの甘煮を混ぜる場合も、しっかり煮切ってからにしましょう。
筑前煮
たくさん作ったほうがおいしい煮物は、多く作りすぎて食べきらないうちに腐ってしまうことが多いのではないでしょうか。日持ちさせるポイントは、みりんやしょうゆをしっかり入れて濃い味付けにすることです。
どうしても濃い味付けは避けたい、そんなときは、毎日しっかり火を入れて腐敗を防ぎましょう。鍋の底からきちんとひっくり返すようにかき混ぜて、まんべんなく再加熱してください。煮崩れしやすいニンジンは別鍋で煮返すのもポイントです。
便利な少量パックを3日分購入
せっかくの三が日、そんな面倒なことはしたくない、ということであれば、単品おかずの少量パックを3日分購入します。毎日、食べきるようにすれば、腐りやすいおかずも安心です。購入後は商品ごとの保存方法を守って、冷蔵庫での管理などをしっかりと行ってください。
好きなものだけ夢のおせち
好きな単品のおせちのおかずを購入して、夢のおせちはいかがですか。手間要らずである上、自分では作ることのできないものも手軽に試せます。毎年同じおせちのおかずでちょっと飽きてしまった、毎年つまむ程度しか食べない、おせち以外の料理に手間をかけたい……。そんな方におすすめです。
購入したおかずは自分でお重に詰め替えるほか、大きな洋皿にオードブルのような盛り付けにしてもきれいです。また、メイン皿に黒豆や栗きんとんなどを少しずつ盛り付け、各々の分を用意するのも、食べやすくて良いものです。
単品おかずを上手に活用
おせちのおかずは多岐にわたり、全てを手作りするのは大変なことです。重箱に入ったおせち料理セットでなくとも、単品おかずなら手軽に活用できます。賢く取り入れて、今年のおせちをグレードアップさせてください。
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