一生に一度の成人式は最高の思い出にしたい！あなたは着物？ドレス？それともスーツ？

成人式は大人としての自覚を持って自立を祝うためのイベントです。
住民票のある各区市町村から、招待状のハガキが9月から12月にかけて発送されます。招待状は往復ハガキの場合もあります。招待状を持参すれば成人式に参加できますが、人数の確認のために予約制や、インターネットで参加を募る区市町村もあります。招待状の案内をよく読んで、手順に従って参加の手続きが必要な場合はしておきましょう。

特に女性は、着物やショールはもちろん、バッグやピアスなどの小物を始め、成人式当日までに揃えるモノがたくさんあります。着物や美容院など予約が必要なものは、早めに予約を入れましょう。着物をレンタルする場合には、1年前からの予約でも早くないほどです。ステキな着物から予約が埋まってしまいます。

成人式に女性が着る着物といえば振り袖です。振り袖にも毎年の流行があります。今年の流行はどんな色？　どんな柄？　インターネットのサイトで着物や小物をチェックして、イメージを決めておきましょう。大事なことは、流行に振り回されすぎないこと。流行の着物よりも、自分に似合う一枚を見つけたいですね。

着物をレンタルするか買うのか。これは親と相談しましょう。自分はレンタルでも……と思っていても、振袖を着せたいという親の思いもありますし、お付き合いで着物を買う場合もあります。成人式は、親にしてみれば、まさしく娘の晴れ姿であり新しい門出なのです。親の思いも大切にしましょう。

成人式の着物の展示会などあれば、足を運んでみてください。着物を着たときに人の目にどう映るか、第三者の冷静な目が必要です。確かな意見をもらうためには、お友達同士ではなく、できれば母親や女性の親類縁者と一緒に行くことをおすすめします。花魁振り袖など奇抜で派手な着物もありますが、成人式の着物としてはどうでしょう……。親の心情も考えましょうね。

着物はレンタルでも、小物一式は買い取りになります。振り袖にふわふわのショールは女性の憧れです。着物用の草履とバッグはおそろいで買いましょう。結婚式のおよばれなど、後々まで使えるものを選ぶといいですね。
着物に似合うピアスは、フェイクでもパールが映えます。ネイルも着物に合わせた和を基調にしたものにすると、全体のバランスがキレイにまとまります。

夏に成人式？　と驚く方もいるかもしれませんね。地方によっては、お盆の帰省に合わせて成人式が行われるところがあります。服装はスーツやワンピース、夏用振り袖などさまざまですが、真夏ならではの華やかなドレスファッションも、成人式にはピッタリです。
ドレスは成人式の二次会のパーティーファッションとしてもおすすめです。思いっきりオシャレでかわいいドレスをチョイスしましょう。

ドレスファッションで注意したい点は、露出度です。日本の式典では季節にかかわらず、肌の露出度が高いものはNGです。ドレスの露出度が高い場合には、必ずショールなどの羽織ものが必要なので用意しましょう。

成人式は大人として認められる日です。懐かしい顔ぶれが集るイベントですが、式典は厳かに、マナーを守って出席しましょう。成人らしく、行儀よく！　これは当たり前のことですが、式典中にも私語がちらほら……、案外、守れる方が少ないのです。
近年、派手な成人式の報道を目にすることがあります。写真にも残るものなので、せめて自分の子どもに見せても恥ずかしくない成人式でありたいですね。

女性の場合、さまざまな事情で着物を着ない方もいます。オシャレを思いっきり楽しむことも成人式の楽しみですが、人のファッションの批判はしてはいけません。成人式とファッションショーを混同しないようにしましょう。

成人式のこの機会に、20歳まで育ててくれた親にも感謝の気持ちを伝えましょう。
記念撮影も親にとっては大事な宝物になります。女性の場合、成人式当日に写真を撮ることができない場合もあります。前撮りのサービスを利用したり、ほかの季節に写真撮影をしたりするのは、逆にキレイな写真を残すチャンスです。外出ができれば、自分の好きな花の季節に家族写真を撮るのもいいですね。

成人式当日はバタバタと本当に忙しく、慣れない服装にかなり体力も消耗してしまいます。
寝不足はお肌にも悪く、体調不良につながるもの。前日は早めに就寝が鉄則ですよ。

どうか、一生の思い出に残るステキな成人式を迎えてください。