結婚式では子供に何着せる？キッズフォーマル特集！

「フォーマル」と一言で言ってもどんな時？　と、ピンとこない人も多いはず。フォーマルな時というのは、式典などのいわゆる「よそゆき」の時のこと。こどもが出くわすフォーマルな場と言うのは、入学・卒業式や発表会などがあります。七五三やお稽古ごとの発表会も、もちろんフォーマルのひとつに入ります。

フォーマルな場面でのマナーは、いつもより清潔で上品な服装を着ること。いわゆる正装をする必要があります。これは大人だけでなく、子どもも注意しなくてはなりません。フォーマルイベントで「子どもは何着ても大丈夫！」なんて考える方は最近ではあまりいないでしょうが、恥ずかしい思いをしないよう最低限の服装マナーを意識したコーディネートが重要です。

どのキッズフォーマルを着たら絶対大丈夫なの？　と不安がる親も多いでしょう。しかしその答えは、時と場合によって変わります。ですから今回は、考えられるパターンに合わせた定番キッズフォーマルを紹介します。

まず結婚式でのキッズフォーマル。結婚式と言えば主役は新郎新婦ですから、派手すぎないものが定番です。式に参加する全員が気持ちよくお祝いできるよう、色・形に気を付けたいところ。女の子なら淡いパステルカラーの、シンプルなワンピースを選びましょう。フリルなどが派手でなければドレスもおすすめです。

「子供だから白でもいいでしょ？」と思うかもしれませんが、できれば白以外にしましょう。今のところ子供のドレスコードははっきりしていませんが、子供でも結婚式に白を着てくることを非常識に感じる人もいます。トラブルを避けるためにも、真っ白は選ばないようにしましょう。ベージュやオフホワイトなら問題はありません。また、新郎新婦から白を着て欲しいと要望があれば白のドレスもOKです。

男の子の場合はスーツがおすすめです。ズボンの長さはハーフでもロングでも構いません。色は春夏ならグレーでさわやかに、秋冬にはブラックでシックに決めましょう。ネクタイは白でなくても、色つきや柄ありの物で大丈夫です。

ただし、お子さんがリングボーイ・フラワーガールをお願いされている場合、リングボーイ・フラワーガールが控えめすぎると、式自体も地味になってしまう可能性があります。だからと言ってフリフリのドレスを着てもいいのかと聞かれれば、それは新郎新婦が決めることです。ミニ花嫁・花婿のような衣装を着て欲しい人もいれば、そうでない人もいます。もし子供がリングボーイやフラワーガールに指名されたら、新郎新婦と話し合って衣装を決めましょう。

次にピアノなどの発表会。これは子供が主役なので、結婚式より目立った衣装で構いません。女の子はワンピースに限らず、ドレスなどの可愛らしいお洋服を着せましょう。
男の子は、発表会でもやはりスーツ。でもちょっとオシャレにしたければ、ズボンをチェックにしたり、ベストをジャケットと別の色でコーディネートしたりするのもおすすめです。子供サイズの燕尾服を着せても可愛いですよ。黒の子供向け燕尾服なら、可愛さだけでなく育ちの良さを感じさせることもできます。

キッズフォーマルには、衣装に合わせるとグッとかっこよくなる便利なグッズがいくつかあります。男女ともに便利なのが、ずばり黒ローファー。結婚式でも発表会でも入学式でも、とにかく何にでも使えます。最近ではゆったりサイズも出ているので、歩き疲れしにくいのが特徴です。

それから女の子の髪や衣装につけるアクセサリー。お嬢様っぽく上品に見せたい方にはシンプルなカチューシャはいかがでしょうか。純真さや可愛さ重視の方には、バラのコサージュをぜひ。コサージュは髪にも、お洋服にもつけることができます。

大人と同じく、キッズフォーマルでも足元には注意しなくてはなりません。靴は必ず服装に合わせたものにしましょう。運動靴なんて、もってのほかです。服装が上品でも、普段履かせている靴では残念なコーディネートになってしまいます。

和装なら足袋に草履が定番。寒い時期で袴を着る時に限り、黒革のブーツをはくこともあります。袴にブーツ！？　と驚かれる方もいるかもしれませんが、これも立派なフォーマルファッションです。

洋装なら先にも挙げましたが黒ローファーが合わせやすく、歩き疲れも少ないのでおすすめです。女の子もローファーでたいてい合わせられます。でももっと豪華にしたい！　という方には、ベルトの付いたストラップシューズがおすすめ。このストラップシューズには、ラインストーンや刺繍の付いたものがたくさんありますよ。黒ローファーと一緒に一足持っておくと、いざと言う時に使えます。

キッズフォーマルで気を付けたいことは2つあります。まずは子供が可能な限り着崩さないようにすることです。ビシっとかっこよく着つけても、それを子供が着崩してしまっては元も子もありません。子供の性格に合わせた服装選びが重要になります。

2つ目に、キッズフォーマルをファッションだけで済ませないということ。フォーマルファッションを身にまとっても、礼儀が伴っていなければどうしようもありません。挨拶や食事などの何気ない振る舞いも、キッズフォーマルの大切な一部。子は親を映す鏡とも言う様に、親の行動を見て子は学びます。子供にも恥ずかしい思いさせないように、普段からマナーを教えてあげてください。

それでも子供がフォーマルな場で間違いをしてしまったら、すぐに教えてあげてくださいね。子供の年齢や性格によっては、式典の最中に泣き出したりぐずったりすることもあると思います。そんな可能性を見越して、簡単に食べられるお菓子やおもちゃなどを用意しておくのも親の役目です。マナーをしっかり守って、子供も周囲の人も気持ちよく過ごせるフォーマルイベントにしましょう。