敬老の日にメッセージを渡す場合、あまり気にしなくては良いですが、ある程度のマナーや、喜ばれる伝え方のポイントがいくつかあります。
そういった事を把握すれば、大切な家族を不快な気持ちにさせなくてすみますよね。失敗する前に一度この記事を読んでみてから書いてみてはいかがでしょうか。
どんな事に気を付ければいいの?
敬老の日とは「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」。しかし、いくら感謝の言葉を伝えるのは気恥ずかしいからと、「もう歳なんだから無理しないでね」というような、年齢を感じさせてしまうメッセージはやはり良くありません。
親しき中にも礼儀あり。「これからも、いろんなことに挑戦して欲しい。くれぐれも無理はしないでね。」と言い換えるだけでも印象がまったく違ってきます。また、死や朽ちる、ボケる、病気といった、”忌み言葉”も避けるように気をつけましょう。
言葉の魔力とは非常に大きいもの。ポジティブな一言は人に活力を与えます。老いを意識したメッセージではなく、いつまでも元気で若々しくいて欲しいことを伝える文面にしましょう。
ギフトだけでなくメッセージも
「毎年、敬老の日はギフトを贈るだけ……」という方も多いのではないでしょうか。もちろん、自分のことを想って贈り物をしてくれるだけでもたいへん嬉しいもの。
しかし、その感謝の気持ちをわかりやすい言葉にすれば、もっと喜んでくれるかもしれません。市販のメッセージカードに、お孫さんが描いた絵や写真を付けたらそれだけでもとっておきの宝物になりそうです。たった、一言の手書きのメッセージは、どんな高価なギフトよりも心を温かくしてくれます。
多忙で時間がない方なら、電話の一つでも喜ばれますよ。近況や次に帰省する時期など、ちょっとした話題でも安心するものです。あなたの声と文字をギフトにプラスしてみませんか。
より喜ばれる文章にするには?
趣味があるご両親なら、何か「リクエスト」をしてみるのも良いでしょう。
たとえば、ガーデニングが趣味のご両親なら、「料理によく使うから、今年はバジルを育てて欲しい」「去年くれたミニトマトがとっても美味しかった。今年も食べたいな」とメッセージに一言。子どもからのお願いはいくつになっても嬉しいものです。種を蒔き、芽が出て、「こんなに成長したよ」と連絡を取り合うだけでも、日々の楽しみが増えてハツラツとした毎日を送ってくれるかもしれません。
また、この1年の中でご両親との楽しかった、面白かったエピソードを具体的に記すのも良いですね。そのほか、今後ご両親と一緒にしたいことや行きたいところを書いて、楽しみを増やすのも素敵です。
あなたのメッセージ次第で、ご両親の元気と幸せが二倍にも三倍にも膨らみます。笑顔と嬉し涙は心の栄養になります。
普段は言いづらい感謝の気持ちを素直に伝える貴重な機会です。今年はちょっと勇気を出して、「ありがとう」を伝えてみませんか。