由来・起源!クリスマスはいつ?由来は?各国の祝い方とクリスマスの本当の意味
サンタクロースって誰?あなたはクリスマスの意味を説明できますか?
何気なく習慣として祝っているクリスマス。幼稚園や学校では、飾り付けを楽しみ、プレゼントの交換、そして街の中にはきらめくイルミネーション。しかし、一体クリスマスって誰のため?家族?それとも恋人?実は、クリスマスはあなたのためでもあるのです。信仰深いクリスチャンでなくても、豆知識として本当の意味を知ることで、よりクリスマスを楽しく祝うことができます。
クリスマスの本当の意味
ある満月の夜、「今日、ダビデの街で、あなたがたのために救い主が生まれました」と天使が夜番をしていた羊飼いに伝えにきました。星に導かれ歩いていくと、小さな馬小屋に辿り着き、飼い葉桶の中でひとりの赤ん坊が眠っていました。それが神の子、イエス。この場面は、中世の絵画やクリスマス用の飾り付け、または絵本などで見たことがあると思いますが、そのシーンがこの場面です。
遠い国からも、たくさんの人たちが自分たちのために降誕されたイエスのために、捧げものを持ってやってきました。イエスは罪を持った私たちのために、私たちの代りに罪を償うために人の子となって生まれてきたからです。こうして、クリスマスはキリスト教にとって、大事な日として今までお祝いをするようになったのです。
ですが、実は聖書の中には12月25日にイエスが降誕された、という日にちについては書かれていません。書かれているのは、月が満ちてベルレヘムという街でマリアが出産したことと、その描写。教会の中には1月6日をキリストの誕生としているところもあるそうです。様々な言い伝えが人から人へ、海を越えて現在のクリスマスを祝う習慣ができあがったということです。
クリスマスとサンタクロースの関係
サンタクロースはいつからクリスマスに来るようになった?
サンタクロースの由来について説明するうえで欠かせないのが、聖ニコラオスです。聖ニコラオスは知恵にも善意にも優れた、トルコ南部の司教。船乗りを嵐から救ったり、貧しい一家や子どもを救ったり、ニコラオスにまつわる伝説や奇跡が多く残されています。
オランダに伝わった聖ニコラオスの伝説はオランダなまりで「サンタクロース」と呼ばれるようになり、18世紀にイギリス、それから北欧に渡り、雪の多いノルウェーやスウェーデンではクリスマスの夜にトナカイに乗って北国からやってくるという言い伝えができたそうです。
どうしてプレゼントを持って来てくれるの?
では、どうしてサンタクロースはプレゼントを持って来てくれるのでしょう?その由来も聖ニコラオスにあります。ニコラオスの言い伝えの中に、ニコラオスが貧しい一家を救うために、煙突から金貨を投げ入れるというお話があります。投げた金貨が靴下の中に入り、おかげで一家が幸せになれたというお話で、ここから「サンタクロースは煙突からやってきて、プレゼントを靴下の中に入れてくれる」という言い伝えができたと言われています。
海外でのクリスマスの過ごし方
欧米でのクリスマス
大きなクリスマスマーケットで有名なドイツでも、クリスマスは家族と共に過ごす大事な時間。雪の中、教会に行き、チキンまたは鯉などの川魚など、各地の伝統クリスマス料理を食べる、というのが一般的です。夏冬が逆の南半球、オーストラリアではアロハシャツを着た陽気なサンタクロースに会うことができます。ヨーロッパと同じように、クリスマスツリーを飾り、ツリーの下にはプレゼントが置かれますが、ツリーには雪の飾りがないそうです。
アジアのクリスマス
もともとキリスト教の祭事であるクリスマス。クリスチャン人口の少ない日本で、今の習慣がひろまったのは商業的な意味も含められているかもしれませんが、他の国ではどうでしょうか?キリスト教の国であるフィリピンでは、クリスマスは祭日となり、お祝いをします。また、お隣の韓国も、クリスチャンの多い国。クリスマスは国の祝日となっていて、過ごし方は日本と同じく家族や恋人と過ごすそうです。仏教国のタイでは、クリスマスをお祝いする習慣がないそうですが、それでも、クリスマス近くになると街は、少しだけクリスマスの装いに変わるそうです。
日本におけるクリスマス
日本のクリスマスはいつから?
日本のクリスマスと銀座や東京駅付近のイルミネーションは、「明治屋」が深く関わっていたことを知っていますか?明治時代、日本で始めてクリスマス商戦を行った銀座で、一番始めにクリスマスデコレーションをしたのが明治屋。イギリス留学を経験していた創業者は、ロンドンのクリスマスを参考にして、創業当時からクリスマスのデコレーションをするようになったそうです。そして、明治37年、明治屋は日露戦争の勝利と銀座店舗の増築のお祝いに、12月15日から毎晩イルミネーションを点灯しました。ここから、他の店もこぞって、華やかなクリスマスデコレーションやイルミネーションを飾るようになったということです。
恋人のクリスマスのイメージはどこから?
家族と祝うクリスマスの習慣が一般家庭に定着したのは、昭和25年頃と言われています。恋人たちのクリスマスのイメージが完成したのは、80年代のバブル時期。雑誌では若者向けのクリスマス特集が増え、CMや歌謡曲でロマンチックなクリスマスのイメージが形づくられました。今でも、クリスマスと言えば……という日本の歌謡曲を思い出そうとすると、この時代の代表曲が頭の中に浮かんでくる方も多いのではないでしょうか?
クリスマスにまつわる雑学や豆知識をご紹介してきましたが、いかがでしたか?いつもと違うクリスマスパーティーにトライしてみたくなったら、欧米のクリスマスを参考にしてみても面白いかもしれませんね。また、クリスマスプレゼントだけでなく、イルミネーションやクリスマスツリーなどのデコレーションも、伝統的な欧米のクリスマスが参考になります。クリスマスの由来や本当の意味を知って、さらに今年のクリスマスを多方面から楽しんではいかがでしょうか?
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